******* HAL-News 527 2010. 1/19 00:20 ********
秋田代表から金環食の報告がありました。2年後の5月には日本で広域に金環食が見られます。
@秋田 勲(京都府城陽市)モルディブ金環日食 1/18 21:54
秋田です
1月15日のモルディブでの日食報告します。
前日は、快晴でしたが15日は、金環の頃にスコールがきて雲を通して少しばかり見えた程度でした。皮肉にもその前後は、良い天気でした。
モルディブはリゾート地でカップルに最適なところですが、太陽とのにらめっこは、高温多湿で無茶くちゃ暑かったです。多くのカップルが日食が起こることが知らなく、アドバイスしながら一緒に眺めました。
添付写真
撮影日 2010年1月15日
金環前後右側が12h14m、左が12h32mです。
金環終了は、12時31mで、11m近く続きました。
FC60mmに0r24mm、EOS40D、ISO−400 1/60s、
モルディブ・バンドス・リゾートにて
A2009年天文十大ニュース(広場編) 2009 12/27忘年会
昨年末の忘年会で恒例の十大ニュースをやりました。昨年はあまり明るい彗星の出現もなく顕著な星ニュースが少なかったせいか、地上の暗い話題が入ってしまいました。忘年会の席ですのでご容赦を。
1.日本で皆既日食
2.ルーリン彗星明るくなる
3.木星にまた衝突痕
3.世界天文年開催
5.天体写真に捏造事件
5.OAAで意見対立表面化
7.探査機かぐや月面へ
8.クリステンセン彗星
8.月面に水の証拠
8.しし群、オリオン流星群活発
B天体写真の不正加工、捏造事件について 事務局
昨年の秋以降、ネットその他の情報誌等で公開されていることで皆さんも既にご存知のことかとは思いますが、星の広場でも長い期間その人物の写真・画像を掲載してきましたのでお詫び方々、紹介させていただきます。
事が表面化しましたのは、某天文誌の表紙に掲載された日食の画像が、ネット上で公開されている他人の画像を無断で使い巧妙に画像処理をほどこし自ら撮影した作品として発表掲載したことが、読者の精細な証拠指摘により判明し、編集者の本人事情聴取により不正加工、捏造を認めたというものです。
本件が当会編集局に知らされたことから、当人に電話で事情の説明を求めたところ、日食だけでなく、2006年11/9の水星の日面通過の画像にはじまり、その後、氏が発表した作品の多くに問われている不正加工があったと認めるものでした。あのホームズ彗星の蛸足のような尾の画像も不正というものでした。その後、まさか大彗星マックノート2007年1月の見事な彗星画像もパスポートの調べで、オーストラリアの現地に行ってもいない捏造作品であったことが判り、編集局もショックのあまり愕然としたものでした。
その人物は沖縄県那覇市在住の宮城隆史氏(旧姓下地隆史氏)で、氏が十年以上前から会員として熱心に天体写真を撮影され、当会にもたくさんの見事な(今となっては?)写真を発表されてきましたが、今回そのほとんどが不正加工、捏造といえるものであることがわかりました。
その後、本人からの連絡や謝罪の弁はありませんが、本会としても安易に投稿写真を掲載し続けたことを反省し皆様にお詫びいたします。また、2006年11月以降の氏の報告や作品を削除抹消する事といたします。
デジタル時代の申し子、いつかあった考古学の発掘「神の手」捏造事件の天文版ともいえますが、素晴らしい熱意と技術、才能を過った方向に使われた事を誠に残念に思います。
|