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「情報漏洩、新聞記事集め示す」 民主が対策チーム(1/2ページ)

2010年1月26日7時57分

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 小沢一郎・民主党幹事長の秘書らによる事件の報道をめぐり、民主党が発足させた「捜査情報の漏洩(ろうえい)問題対策チーム」の責任者を務める元検事の小川敏夫・参院議員が、朝日新聞のインタビューに応じた。

 東京地検特捜部の捜査情報が漏れたと思われる新聞記事を集め、捜査が終わった段階で国民に示して判断を求めるという。漏洩の有無をチームとして客観的に突き詰めるつもりはないとする一方で、情報が漏れているという党の主張に国民の理解が得られれば、目的は達せられるとの考えを示した。(谷津憲郎)

     ◇

――具体的には何を調査するんですか?

 「新聞記事を集めて分析する。テレビニュースは録画漏れの恐れなどがあるので対象外。雑誌は捜査情報の漏洩どころか、根拠のない記事が多いので対象にはしない」

――記事で取材源が分かりますか?

 「内容的に捜査側がしゃべったとしか考えられない記事や、その可能性が高いものを抜き出して、国民に公表する。例えば、小沢さんが参考人として検察に呼ばれたと外に漏れること自体、我々は捜査方針の漏洩だと思っている。でも結局は、漏洩があったという証明はできないだろう。検察は否定するし、マスコミだって情報源は明かさない。藪(やぶ)の中。それ以上、突き詰めるつもりはない」

――検察官に記者が接触する“証拠”写真を撮るという話が広まっています。

 「考えていない。そんなことやったってしようがない。記者が検事と接触したって、リークの証拠にはならない」

――「藪の中」に終わるなら、チームの活動にどんな意味があるのでしょう?

 「捜査情報が漏れていると理解してくれる国民がいれば、それでよい。メディアや検察が同じことを繰り返さないという布石にもなるかもしれない」

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