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2009年11月04日

リアルすぎて頭が痛い。『28歳からのリアル・35歳からのリアル』

テーマ:書評

本当にリアルです。

現実を突きつけられるような内容。


リアルというくらいなので、おもにお金の話になってくる。

収入が将来どうなるのかとか、税金の問題とか、

子育てにかかる費用、持ち家、賃貸どちらが得かetc。


読んでいて憂鬱になりそうな勢いだが、

これらのことから目をそらしちゃいけないんだと思います。


最近、タイトルに

「28歳からの○○」とか、「33歳からの○○」みたいに

28~35くらいの年齢層向けのタイトルがついたものが

非常に増えています。


もともと、この年齢が人生の分岐点といえばそれまでなのでしょうが、

20歳だって、50歳だって、それぞれ人生の分岐点なはず。

でも、この年齢層が取り上げられる。実際に本も売れる。

この年代というのはロストジェネレーションにあたる世代で、

社会に出たときにはバブル崩壊、就職氷河期という割をくらわされた世代です。


結局、就職から10年近く、もしくは10年以上の時期が過ぎても、

将来不安にさいなまれて、こんな本が需要を生む世代になっているという可能性があります。


実際、経済環境や制度上の問題で割をくらった部分もあるんだろうけど、

今までの価値観のままでは成り立たないということに気付き始め、

将来設計を自分たちで組み換え、

新しい価値観を作り始めなくてはいけないという

過渡期にちょうど当たっているのが大きいのだと感じます。


昔は、持家が当たり前だったのですが、

今では、それじゃまずいんじゃないかという人が増え始めている。

会社での働き方に対する価値観も確実に変わってきています。


「婚活」というのがブームになっているのもちょうど価値の変動期特融です。

ひとところによると、半分以上の女性が

結婚相手に求める年収は、600万円以上だそうですが、

実体としては、彼女たちの対象になる男性は3.5%くらいしかいないようです。


この特殊な価値観(現実認識)のずれも、過渡期ならではでしょう。

あと5年~10年もすれば、このあたりのゆがんだ認知は、

かなり修正されてくるはずです。

実際、20代前半などの若い女性の方が、男性に求める年収水準は低いようです。


どこまで考えても将来のことは、誰にもわからないので

あまり神経質になりすぎるのもどうかとは思いますが、

基礎知識として、身につけておいて損のない内容が

この著書には、網羅されています。


内容が、淡々とかかれているので、

結構きついかもしれませんけどね。





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