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デフレ再来…でも牛丼売れず 安い弁当・外食が競合(2/2ページ)

2009年12月4日15時26分

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写真:松屋フーズでは値下げでお客を呼び戻そうと必死だ=東京都新宿区の松屋新宿3丁目店松屋フーズでは値下げでお客を呼び戻そうと必死だ=東京都新宿区の松屋新宿3丁目店

 吉野家では「コンビニや百貨店などの安価な弁当の影響を受けている」(広報)とも分析する。軒並み200〜300円の安価な弁当が増え、今や、牛丼の最大のライバルとなった。さらに、近年好調な「餃子(ぎょうざ)の王将」やラーメンチェーン「日高屋」など、安くてメニューが豊富な業態の店も次々に登場。01年のデフレ時に比べ、圧倒的に競争が厳しい。

 実は、最近10年で外食市場は、4兆円近く縮んでいる。市場調査会社の富士経済の上田周作さんは「01年ごろは牛丼はハンバーガーと並んでデフレの時代を牽引(けんいん)するプレーヤーだった。だが今では、ワンコインで満足できる店が増え、牛丼でさえ、消費者が高く感じてしまう時代背景がある」と指摘している。(湯地正裕)

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