岡山放送局

2010年1月25日 19時46分更新

教員不祥事続発で緊急校長会


今月22日に県立高校の講師が酒気帯び運転で懲戒免職となるなど教職員の不祥事が相次いで過去最悪の件数となったのを受けて、県教育委員会は25日、緊急の校長会を開き再発防止を指導しました。

今年度、県内で懲戒処分を受けた教職員は9件10人と過去最悪の件数となっていて、処分の理由も飲酒運転をはじめ、盗撮やわいせつ行為、それに窃盗など悪質なものばかりです。

岡山市中区の「岡山衛生会館」で開かれた緊急の校長会には、高校や特別支援学校など県立学校の校長らあわせておよそ70人が参加しました。

はじめに県教育委員会の門野八洲雄教育長が「一致団結して不祥事を根絶しようと呼びかけた矢先に再び不祥事が起き、まことに残念で痛恨の極みだ」とあいさつしました。

このあと、県教育委員会の担当者が不祥事は休日に学校の外で起きやすいという傾向を示した上で、管理職や同僚が気づかないうちに悩みやストレスを抱え込んでいる教員がいるので、普段から遠慮せずに話し合える雰囲気をつくってほしいと指導しました。

門野教育長は「不祥事を起こした教職員は悪いことだと分かっていたがついやってしまったと話している。もっと踏み込んだと取り組みが必要だと感じている」と話しています。