岡山放送局

2010年1月25日 19時46分更新

オーストリア大宮殿展


中世から20世紀初頭までヨーロッパに君臨してきたハプスブルク家の富と権力を象徴する宝飾品などを集めた展示会が26日から岡山市で開かれるのを前に、25日関係者やマスコミに展示品が公開されました。

この展示会は日本とオーストリアの外交樹立140周年を記念して開かれるもので、26日からの一般公開を前に関係者に公開されました。

会場の岡山県立美術館には13世紀後半から640年にわたってヨーロッパの統治者として君臨したハプスブルグ家ゆかりの宝飾品や芸術品などおよそ200点が展示されています。

このうち、女性として初めて王位を継承したマリア・テレジアの肖像画は縦が2メートル83センチ横が1メートル74センチある巨大なもので、その大きさと肖像画に描かれた威風堂々とした姿が、当時の絶対的な権力者の権勢をよくあらわしています。

また、マリア・テレジアが使っていたというダイヤモンドの腹飾りはハプスブルク家の豊かさを象徴するようにまばゆい光を放っています。

このほか会場には宮殿で使われた豪華絢爛な食卓セットや家具類などが展示され、当時の宮廷文化を知ることができます。

この展示会は、26日から来月21日まで岡山市北区の県立美術館で開かれます。