朝青龍関、厳重注意受ける 場所中の泥酔暴行問題で
理事長に謝罪後、笑顔で報道陣の質問に応える朝青龍(右)=両国国技館
大相撲初場所中、深夜に泥酔して知人に暴行したと報じられた大相撲の横綱朝青龍(29)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=は25日、師匠の高砂親方(元大関朝潮)とともに日本相撲協会に呼び出されて武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)にこの事実を認め、口頭で厳重注意を受けた。
初場所では25度目の優勝を果たした朝青龍関は「酒のせいで迷惑をかけて、悪かったと思っています。反省しています」と謝罪した。武蔵川理事長は協会広報部を通じ「今後、二度とこのようなことがないよう、生活面でも責任ある行動を取るように厳重に注意しました」とのコメントを出した。
朝青龍関はこれまで、巡業を休んで母国のモンゴルでサッカーをしていた問題や、場所直前にモンゴル出身力士とゴルフに興じていた件などで、理事長から注意を受けたことがある。度重なる失態に高砂親方は「二度と、こういうことのないようにということだ。わたしも反省している」と、苦々しい表情だった。
(2010年1月25日)
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