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小沢氏「万が一のため」 家族名義の資金で説明

 民主党の小沢一郎幹事長は25日の記者会見で、資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、東京・世田谷の土地購入に充てたとされる4億円の個人資金の多くが家族名義だったことについて「私が1991年に心臓病で入院し、(自分の命が)万が一の時にも、との意識があった」と述べ、資金の出所を隠す意図がなかったことを強調した。

 2004年10月に土地の代金を支払った直後、銀行から4億円の融資を受ける際、自ら署名した経緯については「(土地購入と)同じ時期なので、(融資が土地と)関連するだろうとは認識していた」と説明。そのうえで「具体的なやり方は一切聞いていない」と改めて自らの関与を否定した。

 東京地検特捜部による事情聴取後の23日の会見によると、土地購入に充てた4億円の原資は、89年から02年にかけて家族名義などの口座から引き出した総額約5億6千万円の資金から捻出(ねんしゅつ)したという。 (25日 23:24)

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