「小学校かぁ。小学校にいるときが、一番って感じだ?」
「うん」
「二番目は? 家にいると、お母さんがうるさいから塾がいいって子も多いよ、ふふふふふ」
「う〜ん……」
「家と塾、どっちだろ?」
「そしたら、塾かな?」
「あぁ、塾が二番ね」
「うん」
「じゃあ、家は三番。うん、さぁ、なんでなんだろう? それぞれを思い起こしたときに、ここはこんなところがいいから一番なんだ。ここはこういうところがあるから二番なんだ。ここはちょっとアレだから三番なんだって、タケハルくん、考えてみてくれるかな?」
「うーん……」
「じゃあ、まず、小学校での自分」
「そうだなぁ……友だちと遊べることかな?」
「友だちだぁ。きみにとっては、小学校に仲良しがいるってことがポイントになってるんだね。じゃあ、二番、塾は?」