あるクレジット会社によると、一部被害者は警察に被害の相談をしているという。
アップル社の日本法人は「現時点では、管理しているコンピューターからIDが盗まれた事実はない」と同社からの流出を否定している。米国でも同様の被害が報告されているが、同社は、考えられる原因として、偽メールなどで偽サイトに誘い込み、IDやパスワードを入力させて盗む「フィッシング詐欺」に遭ったか、他人にパスワードなどを教えたり見られたりした可能性を挙げる。
ネット上のIDなどが不正利用される被害は、通信販売やオンラインゲームなどのサイトで多発している。一般的に、利用者には、パスワードをなるべく複雑にしたり、管理を慎重にしたりする対策が求められている。(茂木克信)