交通事故:京都市バスが電柱に衝突 乗客ら8人がけが

2010年1月25日 20時3分 更新:1月25日 21時11分

電柱に衝突し、大破した京都市バス=京都市中京区で2010年1月25日午後5時40分、望月亮一撮影
電柱に衝突し、大破した京都市バス=京都市中京区で2010年1月25日午後5時40分、望月亮一撮影

 25日午後4時20分ごろ、京都市中京区樋之口町の市道交差点(二条木屋町)で、銀閣寺発京都外大前行き京都市交通局の路線バス=臼井宗明運転手(37)=が交差点南西角の信号機付き電柱に衝突。バスの左前部が大破し、電柱は根元から折れた。この事故で、乗客12人のうち男性2人、女性5人が胸を打つなどして軽傷を負い、すぐそばの歩道を歩いていた女性(32)も割れたガラスで右こめかみを切る軽いけがをした。京都府警五条署は自動車運転過失傷害容疑で捜査している。

 同署によると、現場は三差路で、バスは片側1車線の二条通を西へ進んでいた。臼井運転手は「交差点を右折しようとしていた対向車に気を取られた」と話しているという。

 京都市交通局によると、臼井運転手は乗務歴10年。岡崎弘・交通局自動車部長は「心からおわびします。輸送の安全確保に全力で取り組みます」とのコメントを出した。

 現場は京都市役所の北東200メートルの鴨川西岸で、ホテルや商店などが建ち並ぶ地域。現場近くの工房で働く女性(31)は「車のクラクションが鳴った後、ドーンという音がした。地面が揺れるようだった」と話した。【古屋敷尚子、成田有佳】

文字サイズ変更
この記事を印刷

PR情報

 

おすすめ情報

注目ブランド