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酒気帯び運転:県課長、容疑で逮捕 追突事故で2人けが /山梨

 南部署は22日、南部町福士、県峡南林務環境事務所県有林課長、仲亀三久容疑者(60)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。

 容疑は、同日午後9時ごろ、身延町切石の国道52号で、酒気帯び状態で軽乗用車を運転した疑い。容疑を認めているという。

 同署によると、仲亀容疑者は、落石防止工事のための片側交通規制で停止していた東京都練馬区、地方公務員、望月文哉さん(40)の乗用車に追突する事故を起こし、発覚した。望月さんと助手席に乗っていた妻さゆりさん(38)が首に軽傷を負った。

 県によると、仲亀容疑者ら同事務所の同僚7人は、同日午後6時ごろから約2時間15分、市川三郷町の飲食店で新年会を行い、ビールや日本酒を飲んだ。参加者は、事前に電車で出勤・帰宅することを決め、同町の同事務所から飲食店まで店の送迎バスで向かった。新年会後は、幹事で支払いをしていた仲亀容疑者を残し、電車や家族の車で帰宅したという。

 共に飲食した同事務所の生井健二所長は「(仲亀容疑者が)どこから車に乗ったかは確認していない。解散直前には『今日は電車で帰るということでいいですね』と全員に念押ししていた」と話した。

 横内正明知事は「誠に遺憾。県民の皆様に深くおわびを申し上げます」とのコメントを発表した。

 県は今後、仲亀容疑者から事情を聴き、事実関係を確定し次第、処分を決める。飲酒運転は原則懲戒免職処分との内規があり、厳しい処分となる見込み。【山口香織】

毎日新聞 2010年1月24日 地方版

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