県警は22日、2009年(1-12月)に県内で飲酒運転による免許取り消し処分を受けた人が153人に達し、08年の79人から倍増したと発表した。
取り消しの内訳は酒酔い運転が前年比4人増の15人▽酒気帯び運転(呼気1リットルあたり0・25ミリグラム以上)が同64人増の131人▽酒気帯び運転(0・25ミリグラム未満)が同6人増の7人。
免許取り消し倍増について県警は、昨年6月1日付で道路交通法が改正され、飲酒運転への罰則が強化されたことが影響していると指摘。具体的には、道交法改正前は免許停止90日だった0・25ミリグラム以上の酒気帯び運転が、2年間の免許取り消し処分になったことなどを挙げている。県警は「多量の酒を飲んで運転する常習者はいまだに絶えない。今後も厳しい取り締まりと啓発活動を続け、ドライバーに飲酒運転の重大さを認識してもらう」としている。
=2010/01/23付 西日本新聞朝刊=