北海道美唄市大富の道道で2日夜、近くに住む無職、朝倉清司さん(80)がひき逃げされ、20キロ以上離れた奈井江町で遺体で発見された事件で、北海道警美唄署は25日、月形町、左官工、松本英樹容疑者(47)を道路交通法違反(ひき逃げ)と自動車運転過失致死の疑いで逮捕した。
容疑は2日午後6時15分ごろ、美唄市大富の道道で、倒れていた朝倉さんを乗用車でひき、奈井江町の奈井江大橋まで引きずった疑い。
同署の調べで24日、松本容疑者が事件当時に現場を通ったことを認め、松本容疑者の乗用車の底部からは人の毛髪と体の一部が数カ所にわたって付着していたことから逮捕した。松本容疑者は「雪のかたまりにぶつかったと思ったがよくわからない」と容疑を否認しているという。
同署は今後、松本容疑者の車に付着していた毛髪などをDNA鑑定し、朝倉さんのものか特定する。【仲田力行】
毎日新聞 2010年1月25日 9時36分(最終更新 1月25日 9時43分)