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真剣勝負、水戸で競技かるた大会
水戸市五軒町の市男女文化センターで「第60回水戸小倉百人一首かるた大会」が開かれ、5〜76歳の参加者65人が競技かるたの腕を競い合った。
昭和25年から続く大会だが、県内参加者は3分の1ほどで栃木、福島両県からの参加者も多い。参加者は4クラスに分かれて競技。読み手が読み始めるとほぼ同時に札を奪い合うなど熱い勝負が繰り広げられた。
末次由紀さんの人気少女漫画「ちはやふる」やテレビドラマの題材になるなど競技かるたに注目が集まっており、水戸平成学園高校教諭、矢口友美さん(27)は昨年11月、作品に影響を受けた生徒らと「かるた同好会」を結成。この日は生徒3人と参加、「読み始めの音を聞き取るのが難しい。もっと練習したい」と話していた。
県かるた協会理事の堀口悟・茨城キリスト教大教授(55)は「県内では小中学校での取り組みが少なく、あまり競技かるたが普及していない」といい、ブームに乗じて競技かるたをアピールしたいという。同センターでは月2回、定例練習会が開かれており、参加者を募集している。