大阪の玄関口 「大阪ステーションシティ」に…JR西日本
JR大阪駅の再開発エリア(左がアクティ大阪、右が駅北側に建設中のビル)(本社ヘリから)
JR西日本は22日、大阪駅一帯(大阪市北区)の再開発エリアの名称を「大阪ステーションシティ」にすると発表した。2011年春の完成を目指す「新しいランドマーク」(佐々木隆之社長)として、ホーム全体を覆う巨大なドーム屋根や百貨店「JR大阪三越伊勢丹」(延べ9万平方メートル)が出店するビルなどの建設が進んでおり、大阪の玄関口は装い新たな全容を見せ始めている。28日には現地で上棟式を行う予定だ。
駅北側に建設中のビル(地上28階、地下3階)は、「ノースゲートビルディング」。今回、このビル内に三越伊勢丹に加え、飲食や物販など196店舗が集まる専門店街を設けることも明らかにされた。20歳代から30歳代前半を顧客層に狙っており、「Lucua(ルクア)」と名付ける。
駅南側では大丸梅田店などが入居する「アクティ大阪」を増築中で、大丸梅田店の延べ床面積は現在より6割近く広がる。ビル名は「サウスゲートビルディング」に改め、30年近く親しまれた「アクティ」の名は消える。
(2010年1月23日 読売新聞)