岡山放送局

2010年1月24日 21時3分更新

木材加工を競う高校生の大会


岡山県内の工業高校で学ぶ生徒たちが、木材の加工と組み立ての技術を競う大会が24日、津山市で開かれました。

大会は高校生のものづくりへの意欲や関心を高めて木材加工の技術を身に付けてもらおうと毎年開かれています。

津山工業高校で開かれた大会には建築関連の学科がある岡山県内4つの工業高校からあわせて7人が参加して、傾斜した屋根の基礎になる「小屋組み」と呼ばれる課題の構造物の製作に取り組みました。

生徒たちは与えられた3時間の中で課題の図面を見ながらノコギリで木材を切断したり、ノミでほぞ穴を開けたりして手際よく加工し、長さ1.2メートル、高さ60センチほどの構造物を組み立てました。

決められた寸法通りの仕上がりかどうかの審査の結果、東岡山工業高校の2年生、宮原和馬さんが優勝し、ことし6月に山口県下関市で開かれる中国大会に岡山県代表として出場することが決まりました。
宮原さんは「岡山県代表として中国大会で頑張って全国大会に行きたい」と話していました。