来週の日経平均　5日線と25日線とのデッド・クロスを想定、下値は75日線

1月23日（土）16時01分配信サーチナ

　22日の日経平均終値は10590．55円とわずかだが25日移動平均線（22日現在、10593．88円）を割り込んだ。

　5日移動平均線（同、10763．29円）は急降下中で、今後、1日あたり約100円超のピッチで下落する展開を想定する。そうなると、26日、若しくは27日には、5日移動平均線と25日移動平均線とのデッド・クロスが実現する公算。

　そして、今後は、下降する5日移動平均線が強力な抵抗として機能する見通し。

　また、仮に、5日移動平均線を上抜けたとしても、その時点で上方に位置する25日移動平均線が強力なレジスタンスとして機能する可能性が高そう。

　一方、下値のサポートとしては、昨年11月27日の9076．41円から今年1月15日の10982．10円までの上昇幅1905．69円の三分の一押しの10346．87円、38．2％押しの10254．13円、週足ベースの一目均衡表の雲上限（22日現在、10231．85円）、26週移動平均線（同、10213．59円）、13週移動平均線（同、10142．94円）、75日移動平均線（同、10119．83円）などが、意識されそう。

　よって、下げピッチ加速なら最大で75日移動平均線付近までの下落もあり得るとみている。

　少なくとも、日経平均が5日移動平均線を上抜かない限り、今週の日経平均は下へ下への動きを強める可能性が高い。逆に、その5日移動平均線ブレイクがあっても、25日移動平均線が今週の上値メドとみている。

　よって、今週の日経平均の想定レンジは75日移動平均線（22日現在、10119．83円）～25日移動平均線（同、10593．88円）に挟まれたゾーンを想定しておきたい。（編集担当：佐藤弘）

最終更新:1月23日（土）16時45分