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「食べるの遅い」小1に暴行容疑、両親逮捕 男児は死亡

2010年1月24日19時19分

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 東京都江戸川区東松本1丁目の区立松本小学校1年、岡本海渡(かいと)君(7)に暴行を加えたとして、小岩署は24日、継父で電気工の健二(31)と母で無職の千草(22)の両容疑者を傷害の疑いで逮捕し、発表した。同署によると、海渡君は23日夜に意識不明で病院に運ばれ、24日午前7時すぎに死亡が確認されたという。

 両容疑者は「しつけとして、殴ったりけったりしたら、ぐったりした。以前からしつけとしてやっていた」と供述しており、同署は、司法解剖して暴行と死亡の因果関係を調べる。

 同署によると、両容疑者は23日午後8時ごろから約1時間、自宅アパートで夕食を食べるのが遅いとの理由で海渡君を正座させて顔を平手で数回殴るなどしたり、両足の太ももをけったりして、けがを負わせた疑いがある。その後、海渡君の意識がなくなったため、千草容疑者が午後9時12分に119番通報したという。

 海渡君は昨年4月まで千草容疑者の実家にいたが、小学校に入った同月から両容疑者と3人で暮らし始めた。海渡君は全身に打撲の跡があったといい、同署は日常的な虐待があったとみて調べている。

 松本小によると、海渡君への虐待には気付かなかったという。ある教員は「字が上手で、あいさつができる礼儀正しい児童だった」と語った。

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