”宇宙戦艦ヤマト復活篇”おそまきながらの報告書・その7
一応のメインキャラクターの基本、デザイン案が完成した。
西崎さんも満足げ。
全てが思い通りではないにしても、自分のしまりで決定したのだという満足感は見ていて思う。
その後私は他の敵キャラ、その周辺のキャラ、ガヤ等々膨大なキャラをデザインするのだから、キャラクターシートを起こす作業に時間をとられることとなる。
メインキャラを中心に進めるのだが、メインの中でもイメージを創っていないものもあり、一点ラフを創り、シートを起こす訳なのだが、ラフの時点、シートに起こした時点、共に西崎さんのチェックを受ける流れを要望されていた為、時間のロスがまた重なる。
もっとも8月に入って中頃に最初の作画打ち合わせが行われたが、総作画監督にチェックが回ってくるカットが遅れがちとなっていた。
私にとってはキャラクターシートの時間も出来、気になるキャラクターには色デザインまで自分で起こしたり、色彩デザインが上って来たものを修正したりする時間まで出来たのだからね。
本当のことを言うと全ての色彩チェックをしたかったのだが、総作監が大変になるにしたがって無理となる。
色デザインで面白かった話を1つ!
電算室のシーンが入っている作画は打ち合わせの時、NEOX(私の弟子)担当であった為、だと思うのだが、その時の担当者に女性が6名いて、元々電算室の設定では真帆以外4席だった。
西崎さんは「NEOXは女性が多いのね」と言ったのは良いとして、打ち合わせの途中で、「電算室は真帆以外、女性だけで6名だ」と決定。
その後、席を6席に直し、キャラデザインも2名増えてしまった。
そのことは、4名だろうが、6名だろうが内容に影響はない。
電算室の女性6名のメンバーを、がっちりタイプからかわゆいタイプまでデザインしたのだが、名前を付けてあげました。
ミサト、カズミナ、チロ、ルマ、カエデ、ミュージとね。
名前は出てこないので、おふざけ気分である。
ミュージは「ダンバイン」に出て来たキャラでミュージーに近く創ってみた。
ところが、色デザインが上ってきたものは、髪の色が黒系茶系にと普通なのだが、ミュージが、青い髪で上っていたのだ。
色彩デザインは若い方なので、まさか?ひょっとしたら?とか、驚いたやら嬉しいやら。
いまだ真意を聞いてはいないのだが…。
まっ、当然というか、思ったというか、最初は気が付かずにいた西崎さんも、何度目かの色チェックの時に、「何で髪が青いんだ!黒にしろ!」と。
あははっ、そりゃそうだよな!
オレとしては一時の微笑をもらって心は、はずんでいた。
元に戻ろう!
作画に入って間もなく、大村のデザインを、「何だこれは、いらん!」と言われ、急遽直すこととなる。
どんどんと、やたら、特徴のないキャラが増えていくような気がしてならなかった。
私は彩りを添える為、髪の色も豊富にデザインしていたのだが、「日本人で、軍隊なのだから髪は全て黒だろう」と言われ、一時は全員が黒髪だった。
そして、ある時、「全員黒髪ってのはおもしろくないな」と言い出した。
それで現在の髪色になったのだが、元々私がデザインしたものに戻っただけだった。
しかも、「キャラクターがひどいので髪の色を変えただけで、こんなに良くなった」と言うのですよ。全く!
なので、「西崎さん、何を言ってるんですか。西崎さんと対で創り上げたキャラクターですよ!私は悪いキャラとは思っていませんよ!」
半信半疑でありながらも、満足げな笑みを見た気がする。
細かな話を入れてしまうとなかなか先へ進まないもので、私はヤマトの「おそまきながらの報告書」を語っているのだが、本当の気分は今のオレを語りたいのだよね。
「ある日々のTO|||O」で多少語るべきは語っているのだが、とにかく、「ヤマト」は何だったのか?
スタッフにとっても、オレにとっても一部なのだけど、語っておきたいものを終わらせないと、気持の悪さのみ残したくはないので、その為だけでは決してないのだけれど、ブログを開いたのだからね。
なるべく急いで「8」へ断続。
西崎さんも満足げ。
全てが思い通りではないにしても、自分のしまりで決定したのだという満足感は見ていて思う。
その後私は他の敵キャラ、その周辺のキャラ、ガヤ等々膨大なキャラをデザインするのだから、キャラクターシートを起こす作業に時間をとられることとなる。
メインキャラを中心に進めるのだが、メインの中でもイメージを創っていないものもあり、一点ラフを創り、シートを起こす訳なのだが、ラフの時点、シートに起こした時点、共に西崎さんのチェックを受ける流れを要望されていた為、時間のロスがまた重なる。
もっとも8月に入って中頃に最初の作画打ち合わせが行われたが、総作画監督にチェックが回ってくるカットが遅れがちとなっていた。
私にとってはキャラクターシートの時間も出来、気になるキャラクターには色デザインまで自分で起こしたり、色彩デザインが上って来たものを修正したりする時間まで出来たのだからね。
本当のことを言うと全ての色彩チェックをしたかったのだが、総作監が大変になるにしたがって無理となる。
色デザインで面白かった話を1つ!
電算室のシーンが入っている作画は打ち合わせの時、NEOX(私の弟子)担当であった為、だと思うのだが、その時の担当者に女性が6名いて、元々電算室の設定では真帆以外4席だった。
西崎さんは「NEOXは女性が多いのね」と言ったのは良いとして、打ち合わせの途中で、「電算室は真帆以外、女性だけで6名だ」と決定。
その後、席を6席に直し、キャラデザインも2名増えてしまった。
そのことは、4名だろうが、6名だろうが内容に影響はない。
電算室の女性6名のメンバーを、がっちりタイプからかわゆいタイプまでデザインしたのだが、名前を付けてあげました。
ミサト、カズミナ、チロ、ルマ、カエデ、ミュージとね。
名前は出てこないので、おふざけ気分である。
ミュージは「ダンバイン」に出て来たキャラでミュージーに近く創ってみた。
ところが、色デザインが上ってきたものは、髪の色が黒系茶系にと普通なのだが、ミュージが、青い髪で上っていたのだ。
色彩デザインは若い方なので、まさか?ひょっとしたら?とか、驚いたやら嬉しいやら。
いまだ真意を聞いてはいないのだが…。
まっ、当然というか、思ったというか、最初は気が付かずにいた西崎さんも、何度目かの色チェックの時に、「何で髪が青いんだ!黒にしろ!」と。
あははっ、そりゃそうだよな!
オレとしては一時の微笑をもらって心は、はずんでいた。
元に戻ろう!
作画に入って間もなく、大村のデザインを、「何だこれは、いらん!」と言われ、急遽直すこととなる。
どんどんと、やたら、特徴のないキャラが増えていくような気がしてならなかった。
私は彩りを添える為、髪の色も豊富にデザインしていたのだが、「日本人で、軍隊なのだから髪は全て黒だろう」と言われ、一時は全員が黒髪だった。
そして、ある時、「全員黒髪ってのはおもしろくないな」と言い出した。
それで現在の髪色になったのだが、元々私がデザインしたものに戻っただけだった。
しかも、「キャラクターがひどいので髪の色を変えただけで、こんなに良くなった」と言うのですよ。全く!
なので、「西崎さん、何を言ってるんですか。西崎さんと対で創り上げたキャラクターですよ!私は悪いキャラとは思っていませんよ!」
半信半疑でありながらも、満足げな笑みを見た気がする。
細かな話を入れてしまうとなかなか先へ進まないもので、私はヤマトの「おそまきながらの報告書」を語っているのだが、本当の気分は今のオレを語りたいのだよね。
「ある日々のTO|||O」で多少語るべきは語っているのだが、とにかく、「ヤマト」は何だったのか?
スタッフにとっても、オレにとっても一部なのだけど、語っておきたいものを終わらせないと、気持の悪さのみ残したくはないので、その為だけでは決してないのだけれど、ブログを開いたのだからね。
なるべく急いで「8」へ断続。