米旅客機が緊急着陸、正統派ユダヤ教徒の祈りの準備が原因か

（ＣＮＮ）　米連邦捜査局（ＦＢＩ）当局者は２１日、ニューヨーク・ラガーディア空港発ケンタッキー州ルイビル行きのＵＳエアウェイズ・エクスプレス航空機で同日朝、乗客の正統派ユダヤ教徒が「不審」な動きをしたとしてフィラデルフィア空港に緊急着陸した、と述べた。

調べで、この男性が危害を及ぼす可能性はないことが判明した。フィラデルフィア空港に到着後、機内を捜索したが注意を要するような物も見付からなかった。

男性が、祈りを捧げる準備で頭に革製の物を被ったことが他の乗客や乗務員の不安を招いた可能性がある。

同航空の報道担当は、緊急着陸について安全を期すための事前措置としている。

同機はＥＲＪ１４５型で、５０人乗り。機内にいた乗客乗員数は明らかでない。

デトロイト上空では昨年のクリスマス、米機爆破未遂テロ事件が起き、米運輸保安庁（ＴＳＡ）は航空乗客の保安検査を強化している。