仕事の途中でカメを拾ってしまった・・・
クサガメさんで甲長は15cm近く、体重390g、おそらく6歳程度と思われるオス。幸いにして故障等はなく非常に元気。甲羅の手入れもしてあるので、飼われていたのが逃げ出したようです。食い物を選ぶので、結構グルメな生活だったかも。。一説によると、市販フードはカメの餌よりコイの餌の方が食いつきがいいらしい。とりあえずス○ミーを買ってきてあげる。後はいつもの獣医さんの協力を得て飼い主さんを探すことに。見つかるかなあ・・・
近くのペットショップには交通事故に遭ったクサガメが持ち込まれたことがあり、甲羅がかなりヤバイことになってたけど、この獣医さんが生体用セメダインでくっつけた。捨て犬猫の無料診療もしてくれるいい先生です。
◇クジラ関連ニュースクリッピング
【(5完)地域が今すべきこと/独自の資源管理急げ】(6/11,河北新報)
http://blog.kahoku.co.jp/maguro/2009/06/post-65.html
ミスター捕鯨問題小松正之氏(現政策研究大学院大学教授)へのインタビュー記事。ここで小松氏が展開されている主張はすべて正論だと思います。ただ、IWCでの小松氏の「交渉手腕発揮」は、筆者に言わせれば国益の損失に繋がる誤った舵取り以外の何物でもありませんでした。本庁・水研センターを離れて以降の小松氏の“路線変更”は、JARPAUの増産強硬に彼が果たしたあまりに大きな“罪”の部分を埋め合わせるに足るものといえるかどうか。グリーンピース開催の漁業シンポジウムに参加されたりもしましたが・・。
【「低炭素時代のエコな暮らし方」セミナー】(6/20,ケンオー・ドットコム(新潟県の地域情報))
http://www.kenoh.com/mimi/pc/12592642.html
捕鯨船の機関士から住宅産業に転身された方による、エコ住宅関連のセミナー情報。イルカ漁や捕鯨からウォッチング産業に転身した方も内外でいらっしゃいますが、スキルを活かした賢明な身の処し方といえますね。日本は共産主義社会ではありませんが、捕鯨関係者の転身を国がバックアップするのは悪いことではないと思います。全日本海員組合も、人命を危険にさらす苛酷な労働環境を不問にしたまま特定企業の存続に執着するより、将来の補償に焦点を移した方がよくないですか? 安定雇用と商業捕鯨は両立しません。そのまま過去と同じ乱獲に直結するだけです。
【田辺の迷子クジラ:20日間クジラ滞在費、しめて600万円】(毎日和歌山)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090611-00000157-mailo-l30
水産業界紙に市税で広告を打つ釧路市にやってきて他の自治体に行っちゃったラッコのクーちゃんや、外国人を差別待遇しながら住民登録しようなどという自治体まで出たアザラシのタマちゃんなど、名前の付けられたアイドルたちに一体いくらの経費がかかったんでしょうね? 連日大挙して訪れた見物客が地元に落とした経済効果の方はいくらだったか、きちんと検証したんですかね? 田辺市の職員の皆さんの労は労いたいと思いますが、マスコミの報道のあり方には疑問を覚えます。野生動物の中でとかくクジラだけを差別したがる捕鯨ニッポン・・
◇鯨肉大好き外人さんが教えてくれた隠れ在庫の秘密
筆者がミスター梅崎の門下生だと早とちりしてしまったDavid@Tokyo氏が、どうやら拙ブログをサラッとお読みになられたようです。残念ながら、肝心のJANJANで掲載した在庫問題記事の方はまだ目に留められていないご様子。David殿、肝心のポイントはそっちじゃなくて以下のリンク先にありますので、ぜひお目通しのほどを。流通事情にお詳しいということですので、専門家の目からのご意見をぜひともうかがいたいもの。
「グラフでわかる鯨肉在庫のカラクリ」(拙HP)
http://chikyu-to-umi.com/kkneko/zaiko.htm
「深まった転売による統計上の在庫量操作疑惑/鯨肉最低在庫の数字はこうして作られた」(〃)
http://chikyu-to-umi.com/kkneko/zaiko2.htm
「増える在庫/消える在庫 鯨肉在庫統計のカラクリを読む(1)〜(7)」
http://www.news.janjan.jp/living/0811/0811140481/1.php
先に捕鯨擁護派の過剰在庫に対する説明について、簡単に触れておきます。鯨肉の過剰在庫について「景気が悪い時に売れないのは当たり前」という主張は、実はクジラにとっても捕鯨批判派にとっても、さらに赤字を抱える当の鯨研/共同船舶にとっても意味のない“言い訳”。不景気でもそれ以上に健闘しているなら話は別ですが。大出血覚悟で販促を行う共同船舶の関連企業鯨食ラボを発足させたり、政府が音頭をとって政治家動員の普及啓蒙活動を繰り広げたり、市場の選択とは無縁な公共調達である学校給食や自衛隊に売り込んだりと、JARPAU増産以降に多大な労力を注ぎ込んでいるのですから、本来であればその分もっと売れてないとおかしな話。そもそもJARPAUの増産は好況とはまったく無関係に強行されたもの。いずれにしても、景気動向に左右されるということは、すなわち副産物収益を当てに科学研究活動の予算をやりくりすることがそもそも間違っているということに他なりません。実際、JARPAUの鯨肉歩留まりがJARPAT時と食い違うなど、科学的理由とは無関係に減産調整を行っている疑いもありますし。それだけでも調査捕鯨の科学界における異端ぶりを示しているといえるでしょう。
「在庫指数」については日本捕鯨協会の「最低在庫」の主張と同根なので、上掲JANJAN記事での反論をご参照。David@Tokyo氏には、特に<表6>の他の水産物とは異なる鯨肉の異常な在庫率について、納得のいくご説明をいただきたいもの。
David@Tokyo氏のHP
http://david-in-tokyo.blogspot.com/
「英語サイトに証明されている「鯨類売れ行き不振」の大嘘」(玄洋日誌)
http://suisantaikoku.cocolog-nifty.com/genyounissi/2009/02/post-7c11.html
「捕鯨問題・鯨肉はさばけているのか?」(JANJAN)
http://www.news.janjan.jp/living/0803/0803040970/1.php
ところで、拙ブログでの記載に対するDavid氏の指摘(水産大国氏のブログ上に投稿)は、実際おっしゃるとおりでした。筆者は別にこんな瑣末なところが“ポイント”だなどとは思っておりませんでしたが・・。で、農水統計の前年度比の数字が「なぜ気にかかったのか」というと、これまでほとんど差がなかった数字に、最近になって急に大きな差が表れるようになったからです。David氏が示唆してくれたおかげで、面白い切り口が開けました。というわけで、HPを更新。グラフを見てね!
「増産以降不可解な動きを示す鯨肉在庫」
http://chikyu-to-umi.com/kkneko/zaiko3.htm
David@Tokyoさん、ヒントを与えていただきありがとうございますm(_ _)m ぜひご一読を。
◇いただいたご質問
>漁船の冷凍設備に至っては、船の総トン数100トンクラスで約1,500kg、総トン数350トンないし450トンクラスでなんと家庭用エアコンの4千倍に当たる約4,000kg!
上の数字のソースを教えていただけないでしょうか(ウサギマグロイヌさん)
メーカーの方による論文がありますが、ネットで直接閲覧できるソースは限られます。以下の海難審判記録辺りでも読んで、トン数、冷媒の容積等をもとにご自分で計算してみてください。下の遠洋マグロ延縄漁船(371トン)は容積から単純計算すると冷媒量は6千トンくらいになります(冷媒はHCFC)。私の見積もりはCO2だけでなくHFCについてもかなり過少かもしれませんね・・
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1998/01056/contents/0176.htm
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1998/01056/contents/0202.htm
ところで・・とってつけたつまんないHNではなく、ご自分の正式のHNを使ったら如何でしょうか、Sさん。。。
小松正之氏は漁業資源の管理については本当にいい事を言いますね、とても鯨食害論を舌先三寸で言った人と同一人物と思えないぐらい・・・。
ただ、小松氏本人が路線変更した後も、過去の採録で宝島社ワックの「常識はウソだらけ」などが新刊で出ているから、ある意味現役という・・・。
現状を考えると、罪の部分が本人から独立して未だに働いている・・・。
せめて功の部分でも小松氏に頑張って欲しいところです。
クジラ滞在600万円って、変なところで難癖つけられちゃいましたね。
ひとたび大災害でもあればそのぐらいの予算パーっと消えそうですが。
災害と違って人的被害もなく、逆に地元にお金が落ちたのなら恨みがましく言われる筋合いもない気が(まあ、人的被害が何もなかったのは地元の努力だ。とは思いますが)。
今日ちょうど東京マガジンで捨てカメ特集やってましたね(^^; 甲羅に傷とかない健康な子だと返って個体識別難度高いので、飼い主見つかるかどうか心配・・
小松氏本人は罪だと思っちゃいないでしょうが、潜在意識下では功罪の"功"の部分に今から励みたいと思っておられるんじゃないか・・なんて気もします。
台風や地震の方がプラスの経済効果もゼロだし、なんで弱いものが相手の時だけ「カネがかかった!」と強調するんでしょね、日本は・・クジラに限ったことじゃありませんが。
>ウサギマグロイヌさん
フォームメールでいただいたコメントに対し、上記記事中にて回答済みです(ご質問内容もそのまま掲載)。以後投稿場所にご注意ください。