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【格闘技】

亀田和毅が帰国 世界王者・名城「おいしい」

2010年1月24日 紙面から

ベルトを肩にかけ、笑顔でファイティングポーズをとる和毅=成田空港で

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 名城はおいしい−。WBC下部組織の中米連盟バンタム級王座を獲得した亀田3兄弟の三男、亀田和毅(18)=亀田=が23日、主戦場のメキシコから帰国した。ベルトを手に笑顔の“がい旋”。3月に初防衛戦を行う予定だ。和毅は世界挑戦までのプランを明らかにし、WBA世界スーパーフライ級王者名城信男(28)=六島=をこき下ろした。“大人”の発言をするようになった長男興毅(23)、次男大毅(21)と違い、“亀田家の最終兵器”のビッグマウスは止まらない。

 「今年はベルト3本。2年かけて6本やな。6本目が世界のベルトや」

 初タイトルを獲得した和毅は“ベルトコレクター”になることを宣言。今年の目標として、23歳11カ月以下が挑戦できるWBCユース王座、地域王座の最上位であるインターコンチネンタル王座を挙げた。さらに「いけるんやったら東洋(太平洋)も」と、どこまでも貪欲(どんよく)だ。

 頭の中では世界王者への道のりがクッキリ描かれている。中米連盟王者となり、世界ランク入りする可能性もある。ただ「今年はじっくり。世界は来年」と焦りはない。

 「スーパーフライが穴だと思う。WBCもWBAも弱いからな。今はバンタム級でやってるけど、世界では1階級落としてやりたいな」

 和毅はスーパーフライ級での世界挑戦も視野に入れている。世界挑戦では通常ウエートから1階級落とすのが“亀田流”。興毅の初挑戦、大毅の3度の挑戦。いずれも1階級下で世界に挑んでいる。

 スーパーフライ級のWBA王者は名城。「スーパーフライは穴。WBAも弱い」という発言は名城を指すのか−。

 「名城? おいしいよ」

 ヤンチャ顔でニヤリ。怖いもの知らずの18歳は“上から目線”で世界王者をバッサリ斬(き)った。 (森合正範)

 

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