岡山放送局

2010年1月23日 19時8分更新

食中毒で営業停止の処分

岡山市にある高齢者の福祉施設など3か所で業者から配送された食事をとった男女19人がおう吐などの症状を訴え、保健所では、この食事が原因の食中毒と断定して調理した業者を23日から4日間の営業停止処分にしました。
これは23日、岡山市が記者会見して明らかにしたものです。

それによりますと、21日、岡山市東区の有料老人ホームや瀬戸内市の障害者の通所施設など3か所から「入所者らがおう吐などの症状を訴えている」と岡山市保健所に連絡がありました。

保健所が調査したところ、これらの施設は岡山市東区西大寺浜の飲食業、「トモニー西大寺事業所」が調理した食事をそれぞれ配送されていて、この食事をとったおよそ60人のうち少なくとも男女19人が症状を訴えていることがわかりました。

19人は37歳から97歳までの職員や入所者などで、全員快方に向かっているということですが、90代の男性1人は念のために入院しているということです。
保健所ではこの業者が調理した食事が原因の食中毒と断定し、トモニー西大寺事業所を23日から4日間の営業停止処分として詳しい原因を調べています。