鳩山由紀夫首相が22日夕、首相官邸で記者団に語った内容は以下の通り。
――よろしくお願いします。
「……」
【かすむ予算審議】
――衆院予算委員会、政治とカネの追及が多かった。予算審議がかすんでしまっている。状況を打開するために何か考えていることはあるか。
「へっ、状況を打開するといってもこれは相手が質問される話で、こちらは答弁ですから。テーマを設定するのは質問者であって、なかなかそれは難しい話だと思っています。大事なことは一つ一つの質問に対して、ま、内閣全体で真摯(しんし)にお答えをするということに尽きると思います」
【首相の不適切発言】
――首相の発言が不適切だとの指摘されることがある。意図するところと受け取られ方の違いが出るのはなぜだと思うか。
「ふっ、ま、誤解を与えるような発言をできるように、できるだけしないようにするということに尽きると思います。誤解を与えるような発言に対しては、極力慎むようにしたいと、そのように思います」
【同志と一蓮托生(いちれんたくしょう)】
――小沢一郎幹事長との関係の「同志」と「一蓮托生」。違いを改めて説明を。
「同志は同志で当然じゃないですか。ただ、それがすべて一蓮托生という話ではないのも、あなたもおわかりの通りじゃないでしょうか。すべて皆さん方も同じではないかと思いますが」
【名護市長選】
――あさっては名護市長選の投開票日だ。結果を普天間基地の移設問題にどのように反映させていく考えか。
「うん、私は基本的に選挙に関して今、コメントをするべきではないと思います。で、いわゆる普天間の移設に関しては、(与党3党による)検討委員会で、一生懸命検討してくれていますから、その基地問題の検討委員会で、5月までに、えーある意味で、当然ながら、アメリカも理解していただけるような形の政府の案をつくると、これにつきますね」