(cache) 小沢氏、虚偽記入の関与否定 4億円「個人の資産」 - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  22日、札幌で民主党パーティーに出席した後、羽田空港に到着した小沢幹事長

    小沢氏、虚偽記入の関与否定 4億円「個人の資産」

     小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は23日午後、東京都千代田区のホテルで小沢氏を約4時間半にわたり事情聴取した。特捜部は5日から聴取を要請していた。

     現職の与党幹事長に対する捜査機関の事情聴取は極めて異例。鳩山政権にも影響が出そうだ。

     聴取後に記者会見した小沢氏は「私自身は全く分からないというふうに(検事に)答えた。2通の調書に署名した」と述べ、虚偽記入への関与をあらためて否定。また「国民を騒がせ、恐縮している。申し訳ない」と陳謝し、幹事長を続ける意向を明らかにした。

     焦点となっている土地代の原資については、1985年の自宅の買い替えで残った2億円と、家族名義の口座分3億6千万円を、89年11月から2002年4月にかけてそれぞれ銀行から引き出し、東京・元赤坂の事務所金庫に保管。04年10月時点で残っていた4億数千万円のうち4億円を陸山会に貸し付けたとした。

     ゼネコンからの「裏献金」について小沢氏は「不正な金は一切受け取っていない。秘書や秘書だった者も受け取っていないと確信している、と申し上げた」と説明した。

     小沢氏側は聴取をこの日限りとするよう事前に要望しているが、特捜部は今回の説明内容を不十分と判断すれば、あらためて聴取を要請する可能性がある。特捜部は小沢氏本人の刑事責任追及を視野に捜査を進めている。

      【共同通信】