ニュース写真

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

DV:「防止法拡充を」被害者が福島担当相に要望

「いい報告ができるように取り組む」と話す福島瑞穂男女共同参画担当相(右から2人目)と千葉景子法相=2010年1月22日、酒井雅浩撮影
「いい報告ができるように取り組む」と話す福島瑞穂男女共同参画担当相(右から2人目)と千葉景子法相=2010年1月22日、酒井雅浩撮影

 DV(ドメスティックバイオレンス=配偶者間暴力)の被害者が22日、東京の衆院議員会館で、国会議員らに01年10月施行のDV防止法を改正するよう訴えた。福島瑞穂男女共同参画担当相や千葉景子法相も国会の合間に出席予定。この問題で担当閣僚が被害者から直接意見を聴くのは異例という。DV防止法には裁判所が加害者に出す接近禁止などの保護命令規定が盛り込まれたが、命令期間終了後に加害者が家に何度も押しかけるケースが相次いでおり、被害者は保護命令の拡充などを求めた。

 DV被害で離婚後、長男諒(りょう)君(当時15歳)を元夫(45)に刺殺された川本弥生さん(47)がこの日午前、支援者らとともに超党派の国会議員の会合に出席。DV防止法に明記されていた3年ごとの法律見直しの規定が2度目の改正(08年1月施行)でなくなり、「現行法では被害者を守る手だてはまだ不十分」などと訴えた。

 DV防止法には交際中の相手からの「デートDV」が法の規制対象外となっているなどの問題点もあり、来年初めの法改正を目指し、内閣府や法務省などに働きかけていくという。【酒井雅浩】

毎日新聞 2010年1月22日 11時47分(最終更新 1月22日 13時16分)

関連記事

1月22日DV:「防止法拡充を」被害者が福島担当相に要望写真付き記事

ニュース写真 アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド