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【愛知】

初の合同公演へ熱 東三河演劇ネット

2010年1月14日

けいこに励む役者陣と演技指導する大石法良さん(右端)=田原市田原町で

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 東三河で活動するアマチュア劇団5団体などが参加する東三河演劇ネットワークが、16、17日に田原市の市文化会館で初のプロデュース公演を開く。各劇団のスタッフや役者同士が団体の枠を超えて連携。日夜けいこに励んでいる。

 同ネットワークは劇団同士の交流などを目指し8年前に設立されたが、これまで合同公演は実現していなかった。

 だが、昨年になって公演話が浮上。田原市の劇団「タハラジャ」で活動する三州銀次さん(41)の呼び掛けで準備が進んだ。演目は劇作家北村想さんの代表作「寿歌(ほぎうた)」に決まった。核戦争後の廃墟(はいきょ)を舞台にした3人劇で、三州さんは「劇団の枠を超えてやりたかった。やる以上はいい作品にしたい」と意欲を燃やす。

 合同公演の難しさはある。小坂井町を拠点に活動する「『今さら』劇団部」に所属し、今回の公演で演出を担当する大石法良さん(33)は「舞台のつくり方で意見の違いもある」と話すが、「新鮮な部分も多い。東三河のオールスター戦と思っていい舞台をつくりたい」と前向きだ。

 同ネットワークの岡本善裕代表(55)は「今後も2年に1度か年1回公演を開きたい」と話す。

 「寿歌」は16日が午後7時、17日は午後2時と6時にそれぞれ開演。前売り1000円、当日1200円。(問)岡本さん=電090(2132)1131

 (藤原哲也)

 

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