志賀町のパチンコ店倉庫に放火したとして非現住建造物等放火などの罪に問われた志賀町中浜、作業員、春田巌被告(54)の初公判が21日、金沢地裁(神坂尚裁判長)であり、春田被告は起訴内容を認めた。
冒頭陳述で検察側は「パチンコで負けた腹いせ」と指摘。弁護側は春田被告が当時、心神耗弱状態だったとして減軽を求めた。責任能力については次回以降争われる。
起訴状によると、春田被告は昨年10月25日午前5時ごろ、志賀町のパチンコ店倉庫1階の出入り口付近にガソリンをまいてマッチで火を付け、ドア枠などを焼いた、とされる。【宮嶋梓帆】
毎日新聞 2010年1月22日 地方版