ヤミ金などの被害者救済に取り組んでいる「高松あすなろの会」(鍋谷健一事務局長)は25~27日、「ギャンブルによる多重債務110番」(087・897・3211)を初めて開設し電話相談に応じる。無料。
同会によると、09年の多重債務の相談のうち、ギャンブルが絡んでいるものの割合は36%で過去5年で最高となった。多重債務者の全体数が減少傾向にある中、ギャンブル依存症の人は他に比べて借金をやめることが難しいため割合が上がったとみている。ほとんどがパチンコやスロットによるものという。
鍋谷事務局長は「ギャンブルをやめるという前提がなければ、債務整理をしても何も解決しない。相談を受けた上で、県内の自助組織や医療機関などに紹介したい」としている。
午前10時~午後5時。希望があれば面談も可能。【松倉佑輔】
毎日新聞 2010年1月21日 地方版