誕生日の約束を果たさなかった健が、仁美の妊娠を直に告げる。父親になる健を冷静に受け止めて、祝福する直。健のコンサートは健の誕生日であるクリスマスに決定する。体調の悪かった実花が倒れる。妊娠三ヵ月というので、驚く直。博人の子だったが、彼には言わないでほしい、と実花は訴える。健が仁美の両親に挨拶にいく日、仁美は健の大切にしている時計のことで、健と口論になる。その時計は直と関係があるのか──取り乱した仁美は自殺を図ろうとしたあげく、「赤ちゃんなんていないの」と叫んだ。健は直に、仁美が流産したのだ、と告げる。ショックで自殺未遂を起こした彼女についていてやりたいと...。