直と浩志が売り出したゼノのアルバム「青の月」が大ヒットする。ゼノはマスコミに顔を出さない謎のピアニスト。浩志は直にもその正体を秘密にする。ある夜、直は浩志から突然、プロポーズされる。浩志を愛しながらも、「今のままなら、結婚できない」と拒絶する直。自分自身のことを語らない浩志...ゼノのことを秘密にする浩志。本当のことを話せない関係では、幸せになれないと......。
浩志はゼノのデビューコンサートを開く決心をする。そのコンサートが成功したら結婚しよう──直と浩志は約束する。
クリスマス。ゼノのコンサートの日が来る。直は会場で、浩志とゼノの到着を待つが...。