2010年1月22日 19時35分更新
県内では今年度、教職員の不祥事による処分が相次いでいますが、岡山県教育委員会は、22日新たに、酒気帯び運転で検挙された県立高校の講師など2人の処分を発表しました。
このうち懲戒免職の処分を受けたのは岡山市の県立西大寺高校の松本長将元講師(24)です。
松本元講師は先月19日午前4時半ごろ、車で帰宅したところ、警察官に呼び止められて呼気の検査を受け、基準値を上回るアルコール分が出たため、検挙されました。
県教育員会によりますと、松本元講師は検挙されたあとも10日ほど学校に報告せず、通常通り勤務していたということです。
また、インターネットで知り合った女子高校生に裸の写真を公開すると脅したなどとして先月25日に起訴された津山市立津山東中学校の山本健司教諭(49歳)は22日づけで起訴休職の処分となりました。
起訴休職の期間は給与の60%が支給されるということですが、県教育委員会では本人から事件に関する話が聞けないため今回の処分は一時的なもので、正式な処分は今後決めると言うことです。
今年度の県内の教職員の懲戒処分は、山本教諭の事件を除いても9件10人と件数では過去最悪となっています。
県教育委員会は来週、県立学校の全ての校長を緊急に集めて、不祥事を防ぐ対策について話し合うことにしています。