日本の企業を解雇された中国人のシステムエンジニアの女性が、会社に預けていた大学の卒業証書などが返還されないとして、労働基準監督署に刑事告訴しました。
「私の卒業証明書と学位証明書を返して下さい」(中国人の28歳女性)
刑事告訴したのは、横浜市に住む中国人の女性です。東京都内の会社で、システムエンジニアとして働いていましたが、去年11月末に解雇されました。
会社側は女性の、大学の卒業証書と学位証明書の原本を預かっていましたが、女性が解雇の撤回を求めるとそれらを返さず、その後、女性が返還を求めて民事訴訟を起こし、勝訴して以降も返還していません。
女性の代理人は「日本で働く技術職の外国人労働者が会社に反抗しないよう、大学の卒業証書などを預かるという労務管理が横行している」とみています。(22日18:56)