写真:空自CX、初飛行へ地上滑走試験 岐阜基地
地上滑走試験を行う次期輸送機(CX)の試作機=各務原市の航空自衛隊岐阜基地

 防衛省が開発を進める航空自衛隊の国産次期輸送機(CX)の試作機が18日、各務原市の航空自衛隊岐阜基地滑走路で初の地上滑走試験を行った。下旬にも行われる見通しの初飛行に先立ち、開発を担当する川崎重工岐阜工場が実施した。

 CXは現在の主力輸送機C1の後継機で、航続距離や積載能力の大幅な向上が図られた機種。川崎重工が主契約社となり、国内の航空機関連メーカーと共同で、2001年から海上自衛隊の次期固定翼哨戒機(PX)との同時開発が進められてきた。

 滑走試験は19日以降も続けられ、安全性が最終確認されれば初飛行が行われる見通し。