ジミー鈴木の復活Blog

youtubeで昔はまっていたフォークソングを聴いていた。
聴いていたのは「風」とか「伊勢正三」そして「イルカ」の曲。

「22才の別れ」
「北国列車」
「あの唄はもう唄わないのですか」
「いつか冷たい雨が」
など片っ端から聴きまくっていた。

私は高校時代にギターにはまり
大学では軽音楽部に所属していた。

大学では授業をさぼって軽音楽部の部室で
寝ていることも多かった。

そんなことを考えていた矢先に、その頃の先輩が
コメント欄に書き込みをして下さった。

望月先輩は二級上の先輩。
私が一年坊主で入学した時、
三年生。
部の中でエース格のスーパースターのような存在だった。
運動部ではなかったが、礼儀にとても厳しい部で、
一度、一年生の一人が先輩に対する挨拶を大きな声でしなかった
（声が小さかった）として、一年全員が全体責任となり
屋上に集合させられ「お前ら全員目をつぶって正座だ」と先輩の声が響いた。
鉄拳制裁ではなかったが、みんなスリッパで殴られた。

実を言うと私は先輩たちと、とてもいい関係だった部分もあって
その時は「音だけ」だった。
つまり先輩は自分の手の平をスリッパで叩き、私を殴ったような
音を出しただけだった。
他の一年坊の多くはほっぺたを赤くしていたから本当に殴られたのだろう。

当然ながら私は殴られたふりをしていた。

先輩はボーカルでやたら歌がうまかった。
怒った時の声もやたら響いて怖かった。

すべては懐かしい思い出。

自分が結婚した時、金がなかった部分など、人数制限から
ほとんどプロレス関係の人ばかりの中で
小学校の同級生1人、中学の同級生1人、高校の同級生1人、
そして大学時代の先輩である望月さんを招待した。

望月さんは実際のところ一番怖い先輩だったが
人間の基本といえる挨拶をしっかりと叩き込んでくれた
恩人である。

一年でも年上の先輩なら絶対に徹底した敬語。
どんな理不尽なことを言われても
口ごたえはなし。主従関係そのもの。

私はそんな縦社会に生きてきたから
いまでもその考えが根付いている。
それで苦労した部分もあるが、それは別。
ゴングにいた頃、先輩を殴るか
○○○をひっぺがせばよかったとか
思ってたりしてｗ

なにはともあれ
一番感謝している学校の先生は一番厳しかった先生。
ぶん殴られたこともあるけど一番感謝している。
一番感謝している先輩も一番厳しかった先輩。