動員270万人、興収32億円を突破!
「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」大ヒット御礼舞台挨拶
2010年1月20日

大ヒット御礼ファン感謝祭、開催デス!
<左から、武内英樹監督、上野樹里さん、玉木宏さん、のだめマングース>
昨年12月19日に公開された映画版「のだめカンタービレ 前編」。老若男女を問わず幅広い層から厚い支持を得て、動員数270万人、興行収入32億円を突破しました! この大ヒットに感謝を込めて、主演の上野樹里さん、玉木宏さんと武内英樹監督が、1月20日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2にて「のだめファン大感謝祭」と題した舞台挨拶を行いました。
劇中のあるシーンにちなみ、皆さんがティッシュをバラ撒きながら登場すると、会場は割れんばかりの拍手と大歓声に包まれました。上野さんの、のだめそのものの“天然”発言に玉木さんがツッコミを入れるという、ファンお馴染みの展開にお客様は大爆笑。また、客席との質疑応答や、マングースの形をした“だるま”への目入れなど、イベント満載で盛り上がった舞台挨拶の模様をレポートいたします。
舞台挨拶(挨拶順)
上野樹里さん(野田恵役) |

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応援してくださって本当に嬉しいです。大ヒットということで、後編も、まだまだ先なんですけれども、この勢いで皆さんに応援していただけたらなと思います。 |
玉木宏さん(千秋真一役) |

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こんばんは。公開から1カ月経って、こうしてまた舞台挨拶できることを嬉しく思っております。本当に皆さんのおかげだと思います。ありがとうございます。 |
武内英樹監督 |

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僕は今日、20日ぶりぐらいに、後ろの方でこっそり観てたんですが、皆さん、かなり何度も観てくださってるようで、笑いのツボがだいぶ違うなと思いました(会場笑)。ターニャが登場しただけで笑っているというのは、かなり通だなと思いながら観ておりました。後編もまたよろしくお願いします。 |
質疑応答
MC:上野さん、270万人突破、32億円突破と大ヒットばく進中ですが、実感はありますか?
<「のだめ」は皆様のお陰で絶好調です!> |
上野さん:
そうですね、テレビをつけたらランキングが出ていて「のだめ」が2番に入っていました(会場笑)。色んな映画がたくさんあるから、公開するときは不安だったんですよね。映画館が盛り上がってたくさんの人たちに観てもらえるのか、それとも「のだめ」よりも他の海外の作品とかを観るのかな、と思っていたんですけど、ずっと2位でいられるのはお客さんがリピートして観てくださっているんだと。女性のお客さんが水曜日(レディースデイ)にいっぱい並んでいたりして、すごく嬉しかったです(会場笑)。えっ、何か間違ってます?
玉木さん:
いや、間違ってない(笑)。
上野さん:
すいません。お正月は神戸の方へ行きました。
MC:……そうですか(会場笑)。
玉木さん:
舞台挨拶でね。
MC:本当に「のだめカンタービレ」はずっと見事に2位でございましたね(会場笑)。おそらく史上最強の“2位映画”だと私は思っております(会場拍手)。上野さんは結局、この映画を何回ぐらい観ているのですか?
上野さん:
4回か5回ぐらいです。皆さんに負けてると思います(会場笑)。
MC:6回以上観たという方、手を上げて下さい。10回以上の方は? 15回以上?
(会場より「今日で24回目です」の声)
MC:ありがとうございます! フジテレビと東宝より思いを込めて、感謝の気持ちを述べさせていただきます(会場笑&拍手)。
玉木さん:
すごいですね!
上野さん:
すごい!
MC:ほとんど毎日「のだめ」に来てるということですよね(笑)。
玉木さん:
そうですね。1日1回ぐらいの計算になりますね。
MC:玉木さんは何回ご覧になっていますか?
玉木さん:
3回です(会場笑)。
MC:この大ヒット、そして24回観ていらっしゃる方もいると聞いていかがですか?
玉木さん:
(チケット代が)いくらになるんだろう、と思いますけどね(会場笑)。(会場より「お金じゃないです」の声)お金じゃない? すいません、ありがとうございます(会場爆笑)。いや、本当に嬉しいですね。
MC:周りのお友達やご親戚から「観たよ」など声がかかっていますか?
玉木さん:
ふだん僕の映画やドラマの感想を言ってくれなかった人たちがたくさん、この映画を観てくれて、すごく面白かったと感想を言ってくれて、嬉しかったです。
MC:そんな玉木さんは先週14日、お誕生日でした(会場拍手)。
玉木さん:
30歳になりました(会場拍手)。
MC:「のだめ」は20代最後の、また、20代の集大成となる作品になった訳ですよね?
玉木さん:
そうですね。20代後半は「のだめ」ドラマから始まって、この映画で締めくくることができました。
<今年、年女の上野さん> |
MC:上野樹里さんも実は今年、年女なんですよね。おめでとうございます。
上野さん:
そうですね。(会場に)寅年の方? ああ、今日はいいことありますよ(会場笑)。
MC:年女で幸先の良いスタート、おめでたいですね。
上野さん:
そうですね。
MC:武内監督は相当映画をご覧になってますよね?
武内監督:
劇場で観たのは6回ぐらいですね。この劇場はいいですね。映像と音がこの映画にふさわしいと思います。
MC:観ているときは「面白いな。オレってすごいな」と思いながら観ているのでしょうか(会場笑)?
武内監督:
逆にドキドキしてますね。ちゃんと笑うところで笑ってくれるかな、とか、変態のところ長くないかな、とか(会場笑)。そういうところを気にしながら観ています。
MC:今日はスキー場から直接いらっしゃったような衣装ですね(会場笑)?
玉木さん:
すごい汗かいてる(笑)。
武内監督:
マフラーしたまんまですよ(笑)!
MC:いつもはスーツなんですがね(笑)。今日はこんな感じの武内監督です。
■ここで特別に、会場のお客様からキャストの皆さんへ質問をしていただきました。
お客様:
玉木宏さんはライブもやっていますが、どの曲がいちばんお好きですか?
<千秋そのものの回答!? 玉木さん> |
玉木さん:
「のだめ」のことを話してください(会場笑)!
お客様:
あ、「のだめ」の曲では何がいちばん好きですか?
玉木さん:
前編に関しては「1812(チャイコフスキー「序曲:1812年」)」が好きです。
お客様:
私も好きです!! カズミって呼んでください、お願いします!!
玉木さん:
カズミ? カズミ、ありがとう(会場笑)。
MC:あの、皆さん、質問をお願いします。お願いではなく、質問ですよ(会場笑)。
お客様:
皆さんにお聞きします。「のだめカンタービレ」という作品を通して学んだことを教えてください。
玉木さん:
たいへんしっかりとした質問ですね。
上野さん:
(学んだことは)多いですよ~! のだめがハードルを次々と越えていくのと同じように、生きていて色んなことがあるんです。役者をやっていても「がんばろう」と思うときもあれば「もう辞めたいな」と思うときも結構いっぱいあるんですけど……(玉木さんに)今、敏感に反応しましたね? 大丈夫ですよ、大丈夫、大丈夫。(ここで突然、会場に向かって手を振り)わあ~! さっきから子供が手を振ってるのが気になって。
<会場のお子様に手を振る上野さん> |
玉木さん:
黄色い服の子がね。
上野さん:
そう。
玉木さん:
寅年だから。
上野さん:
いやー、あ、そっか(会場笑)。
役者って、バラエティに出たり雑誌の取材を受けたり、色々なことがひっついてくるじゃないですか。そうやって色んな世界を見て、大変だなと思うこともありましたけど、「のだめ」という作品を通して色んな人たちに出会って、色んな経験をさせてもらえたと思います。ドラマから映画になっていく作品というのが初めてだったので……いや、ホント、生きるってこと全部を学んでるみたい。一言では言えないですね。
玉木さん:
ドラマで初めてこんなに大きな役をやらせてもらったことが、まず大きな経験でした。原作を読んだときに、これを映像化するのはすごく難しいんじゃないかと思ったんですが、監督やキャストの皆、それぞれに課題があった作品です。その壁をどうやって乗り越えるか試行錯誤しながら、探りながら作っていくという、作品作りのベースになる部分を体感できたことが、いちばん良かったと思います。シリーズとして3年も続けられたことが、これからの俳優人生に生きてくるんじゃないかと思っています。
武内監督:
天然の女優さんの扱い方を学びました(会場笑)。今までにいないタイプの女優さん。上野さんは本当に天才だと思うんですけど、ものすごく天然の人なので、その……なんていうか、取り扱い方を学びました(会場笑)。
上野さん:
でも、それ、私にしか使えない(会場爆笑)。
武内監督:
(上野さんに)またやっていただけませんか?
上野さん:
お願いします(会場拍手)。でも、でも、後編アップするときに監督は「次も『のだめ』の上野樹里を撮りたいです」と言ってたから、「のだめ」じゃないと撮ってもらえないの? って(会場笑)。
<上野さん(のだめ)の取り扱いはバッチリ!?> |
武内監督:
せっかく取り扱いを覚えたので、活用させてください(会場笑)。
上野さん:
やったー!
お客様:
のだめカレーには何が入っているんですか(会場笑)?
上野さん:
カビとイカスミ。食べられるって言われたんですけど、さすがに気持ち悪くなっちゃって、匂いが。
MC:実際は(カビではなく)イカスミなんですね?
上野さん:
はい。食べられるって言われたんですけど、匂いがカレーじゃなかったです。カレーの原型は2割ぐらい残ってましたけど、あとの8割は何だか分からない匂いで、気持ち悪かったです。
お客様:
ヨーロッパ4カ国で撮影していましたが、またプライベートで行ってみたいところはどこでしょうか?
上野さん:
難しいですね……どこだろう? これ、3人で話しません(会場笑)?
玉木さん:
ひとりひとりへの質問じゃないの(会場笑)?
上野さん:
チェコはすごい好きなんですけど、でも、また行くとしたら、チェコかなぁ。あ、でも、ウィーンには3日間ぐらいしかいなかったので、もっと見たかったですね。日本人の観光客の方がすごくたくさん来てたので、きっとすごく観光しやすいんだと思うので、初心者の方だったらウィーンがいいと思います。
玉木さん:
僕はプラハがすごく好きなんです。だけど、次に行くとしたらスロヴァキアですね。今回、初めて行ったのですが、指揮のシーン(の撮影スケジュール)が本当に詰まっているときで、あまり外を歩いていないので、ゆっくり行ってみたら、もしかしたら面白いんじゃないかなと思います。
武内監督:
僕もプラハはすごく好きなんですけれども、「のだめ」で13回ぐらい行ったので(会場笑)、パリですかね。南仏の方とか。
玉木さん:
南仏はロケしてないじゃないですか。
武内監督:
そうですね(会場笑)。
お客様:
美味しかった物も教えてください。
上野さん:
ウィーンのカツレツが。
玉木さん:
あ、美味しかった!
上野さん:
ウィンナー・シュニッツェル。
MC:毎日その土地のものを食べるわけではないんですよね?
玉木さん:
撮影中はケータリングです。シェフの方がいて温かいものを作ってくれるので、そういった意味では食事はかなり充実しているんですが……あと、パリで行った三ツ星レストランですね。それはもう、やっぱり最高でした。
武内監督:
僕もその三ツ星のフレンチが美味しかったです。
MC:特に何が美味しかったんですか?
武内監督:
デザート(会場笑)。デザートが4種類ぐらいありましたね。チョコレートだとか何だとか。
玉木さん:
そうですね。球体の中に入っていて……。
武内監督:
サッカーボールみたいな。
玉木さん:
言葉じゃなかなか伝わらないですね(会場笑)。
■ここで、「のだめ」の人気キャラクター、マングースをかたどった特製“マングースだるま”が登場。玉木さん、上野さんが目を書き入れました。
<慎重にマングースに目を書き入れます> |
<特製“マングースだるま”完成!> |
■最後に、会場の皆さんに向けてメッセージが贈られました。
武内監督:
何度も何度も観に来てくださって、本当にありがとうございます。ロングランしていただけるようなので、さらに何度も来ていただき、後編につなげていければと思います。
玉木さん:
今日が公開初日だと思って、ここから1位になることを目指したいと思います(会場笑)。ここまで来られたのは本当に皆さんのおかげだと思っています。まだ公開は続きますので、これからもよろしくお願いします。4月の後編公開もよろしくお願いします。
上野さん:
本当にありがたいなぁと思っています。後編の公開が、普通の映画よりも早いじゃないですか。ほんの数カ月後なので、前編のDVD発売が間に合わない。ということは、前編を観た人しか後編にはついていけないってことだから、ぜひ、まだ観てない人を誘って映画館に来てください。
「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」公式サイト