イオンは2015年度をメドに、約1400店の直営スーパーのほぼ全店で一般用医薬品(大衆薬)を販売する。現在の販売店舗数は約400で、専門の資格を持った人材を3000人養成し、店舗網を広げる。09年の改正薬事法施行でコンビニエンスストアなどの参入が相次いでいるが、イオンは低価格のプライベートブランド(PB=自主企画)商品を武器に攻勢をかける。
改正薬事法の施行は、低迷している大衆薬市場(年間約1兆2000億円)の活性化が狙い。薬剤師より取得が比較的簡単な新しい資格「登録販売者」を設けて、副作用リスクの高い一部商品を除いて大半の大衆薬を扱えるようにした。
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