民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢氏は一部を土地購入に充てたとする7億円弱の個人資金について「バブル経済崩壊後、銀行の破綻が続き、金融機関に預けていた資金を引き出した」などと周辺に話していることが21日、関係者の話で分かった。23日の東京地検特捜部による任意の事情聴取で、小沢氏は土地購入の前には4億数千万円の個人資金が自宅などに残っていたと説明する見通し。
特捜部は土地購入に充てられた4億円の一部にゼネコンの裏献金が含まれていた疑いがあるとみており、現金の保管状況や土地購入の経緯について小沢氏に詳しい説明を求める。
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