車の寿命
よくお客様から質問されることがあります。
『もうぼちぼち乗り換えたほうがいい?』
『あとどれくらい乗れますか?』
正直言って私はいつも返答に苦慮します。
旧車って知ってますか?
昭和の車とか、いわゆる古い車のことを言います。
古い車を好きで乗っておられる方にとって『いつまで乗れますか?』はありえません。
こちらから『いつまで乗りますか?』はあると思いますけど。
いま、弊社のお客様のなかで、走行距離が47万キロの車がいます。
で、エアコンの故障で入庫していますが、
同時に排気ガス漏れ、冷却水漏れが出ていまして、
修理にお金がかかるのでどうしようか悩んでおられます。
この車は1500ccのカリーナで、平成3年式で旧車でもなければただの古いカリーナです。
一応1オーナーですが営業車で使用されております。
なぜこの車を乗り続けるのかお客さんに聞きましたところ
特に理由は無く、『とことんどこまでいけるかやってやろうと考えている』そうです。
理由としてあげるとすれば近くに車庫が無く
借りているガレージの車庫証明の承諾書発行に莫大な金額を要求されるため馬鹿らしいそうです。
今まで、エンジンもオートマチックミッションもオーバーホールしていません。
タイミングベルトは4回替えました。ウォーターポンプも4回同時に変えました。
あとはこれと言った大きな整備はしていません。
あまりにも高速走行でフワフワするのでショックアブソーバーを交換しました。
そのほかバルブからのオイル下がりは少し出ていますが、
オイル交換(5000km走行)するまでに約1リットル消費する程度で
今のところ早急に修理が必要でもなさそうです。
今回は一度にたくさん不具合が出てしまい、シャキっとさせるには
15万円ほどの修理になり、さすがに悩んでおられます。
私としては修理屋ですので直したいと思いますが・・・
本題に戻りますが、乗り換える時期は難しい問題です。
よくきっかけになるのは
事故してしまって、修理するより乗り換えたほうが安い。
車検のときに高額修理が必要。
修理不可能な故障している。(考えにくいですが)
飽きた。
車やさんに『乗り換えたほうがいいよ』といわれると
お金を握っている奥さんに言いやすい。
このケースも良くあります。(笑)
そのときは正直に言ってくださいね。協力します。^^;