オバマ大統領、広島行ってみたい 秋葉市長の訪問要請に【ワシントン共同】オバマ米大統領は21日、ホワイトハウスで全米市長会議の一員として面会した広島市の秋葉忠利市長の広島訪問要請に対し「行ってみたい」と前向きな考えを示した。時期などについて言及はなかった。秋葉氏が同日、ワシントン市内で記者団に明らかにした。 オバマ氏は昨年11月の鳩山由紀夫首相との首脳会談でも被爆地訪問に意欲を示している。ただ、具体化した場合、原爆投下を肯定する意見が根強い米国内で異論が出るのは必至で、実現の見通しは立っていない。 秋葉氏は同会議メンバー約230人とともにオバマ氏と面会。秋葉氏によると、オバマ氏の講演後に壇上で、大勢が取り囲む中で「広島市長です。ぜひ広島市に来てください」と話し掛けると、オバマ氏はすぐに「行ってみたい(I would like to come)」と応じた。 秋葉氏はさらに米国内の反対論を念頭に「来る時には皆の祝福を受けられる環境を整えたい」と声を掛けたが、壇上を去る間際で伝わったかは不明という。 秋葉氏は記者団に対し、オバマ氏の訪問時期について「核兵器のない世界をつくるために役立つ時に来ることが大事だ。大統領がいろいろ勘案して判断すると思う」と指摘。 【共同通信】
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