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つぶやく政治家、増殖中 首相のツイッターは不評(1/2ページ)

2010年1月22日10時4分

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 ネット上の新しい情報発信手段「ツイッター」に、政治家が次々と参入している。不特定多数に携帯電話などから気軽に意見を伝えることができ、反応が直接返ってくるのが魅力のようだ。非公開の会合を実況中継するなどそれぞれ工夫を凝らしておもしろいが、鳩山由紀夫首相のツイッターは、首相官邸スタッフの事前チェックを経るためか物足りない。

 「(衆院)予算委員会を見ていますが、政治とカネの問題がメーン。予算の委員会なので、補正予算の議論をぜひ聞きたい」。民主党の玉木雄一郎衆院議員は21日、ツイッターにこう書き込んだ。140字以内の「つぶやき」を投稿するツイッターは今、政治家の参入ブームだ。自民党では山本一太、世耕弘成、河野太郎の各氏、民主党も原口一博総務相や逢坂誠二首相補佐官らが刻々更新する。

 15日に土地取引事件をめぐって民主党の小沢一郎幹事長の元秘書・石川知裕衆院議員らが逮捕された際には、つぶやきが乱れ飛んだ。

 自民党側は山本氏が「あ、たった今、TVにテロップが流れた。逮捕された」と実況中継すれば、小池百合子元防衛相は「これが自民党の幹事長にからむ疑惑ならば、即死なのですが」。民主党は身内に甘いと批判した。民主党側からは逢坂氏が「検察の動きがすべて正義と報道されることに危惧(きぐ)を覚えています」と発信した。

 鳩山首相は、今年元日からツイッターを開始。1日1回程度の発信を続け、あっという間に20万人近くが読む人気ページになった。だが、肝心の内容は「毎朝ほうじ茶を飲んで心を落ち着けます」「日米外相会談で岡田外相に期待します」など、当たり障りのないものばかり。不適切発言を防ぐため、首相の原稿を官邸職員がチェックしており、筆が鈍っているようだ。

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