16日午後に開催された民主党2010年度定期大会で、友党党首・代表に続いて、古賀伸明連合会長、池田守男資生堂相談役が来賓挨拶に立った。要旨は以下のとおり。
■古賀伸明連合会長
昨年は大きな変革の一年。連合も応援団の一員として選挙を戦い、歴史的瞬間を共有できたことはこの上ない喜び。これまでの利益、効率優先剥き出しの競争社会から連帯と相互の支え合いという協力原理を中心に置く、ぬくもりのある温かい社会を再構築しなければならない。労働を中心とした社会、雇用のセーフティネットを充実させ、新たな雇用創出を目指す。その他年金、医療、子育て、介護など社会のセーフティネットを確立させていく。最後に、政権を安定させ磐石なものにするため、今夏の参議院選挙で民主党の躍進のため頑張っていく決意だ。
■池田守男資生堂相談役
民主党マニフェストの人間重視、命を大事にするという姿勢に大変意を強くしている。鳩山内閣が発表した「成長戦略」の骨格には経済界としても大いに共感。なかでもアジア重視の視点は重要であり、政治と経済が両輪となって、その取り組みを加速させていきたい。政府の「新しい公共」への取り組みには強く賛同する。新たなる「公」の価値観の確立によって社会そのものが厚みと深みのある「全員参画型社会」に近づけると思う。最後に、変革には荒波も逆風もあるが、立ち向かい、日本の将来を見据えた「国のあるべき姿」を描ききっていただきたい。
|