望 〜都の空から
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【社会】小沢氏説明資産 3億円は妻子名義 妻聴取には難色か2010年1月21日 朝刊 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏側が土地代金に充てたと主張する個人資産三億円を引き出したとされる信託銀行口座の名義人は小沢氏の妻や子だったことが、関係者への取材で分かった。 東京地検特捜部は、三億円を引き出した経緯や使途について説明を求めるために、小沢氏だけでなく妻にも参考人聴取に応じるよう要請している。小沢氏の弁護士は本紙の取材に、妻への聴取要請には応じない意向を示している。 関係者によると、小沢氏が陸山会による二〇〇四年十月の土地購入に絡み、特捜部に調査を求めた信託銀行の口座からは、一九九七年に約三億円が出金されているという。口座は小沢氏本人ではなく、妻と三人の子の名義だったという。 陸山会の事務担当者だった民主党衆院議員の石川知裕容疑者(36)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=は「土地購入のために小沢氏から現金四億円を受け取った」と供述しているといい、信託銀行の口座からの出金分では一億円不足する。 さらに、陸山会による〇四年の土地購入までに約七年経過していることなどから、特捜部は九七年に引き出された約三億円が陸山会の土地購入原資になった可能性は少ないとみている。一方、小沢氏の妻が九五年五月に東京都世田谷区の自宅近くに購入した約四百三十平方メートルの土地などの不動産登記簿によると、妻は土地・建物を担保に銀行から二億三千五百万円の融資を受け、九九年五月までに返済している。
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