2010年1月21日 22時0分更新
高梁市成羽町出身の洋画家、児島虎次郎をしのんで小中学生が描いた絵の展示会が高梁市で開かれています。
児島虎次郎は倉敷市の大原美術館の絵画収集で活躍した洋画家で、昭和4年の死後、遺族の寄付で虎次郎の業績の顕彰と後進育成のために小学1年から中学3年まで各学年1人ずつを表彰する児島賞が設けられました。
出身地の高梁市成羽町で開かれている展示会では市内の小中学校28校から寄せられた781点の作品のうち190点が展示されています。
このうち児島賞に選ばれた福地小学校2年、山下直起君の作品、「けっこうなお点前で」は、お茶を飲む児童と横に座る児童がユーモラスに描かれています。
また同じ児島賞で高梁中学校3年の菊楽康介さんの「薬師院」は地元の寺の石畳を遠近法で描いた作品です。
この展示会は高梁市成羽美術館で来月7日まで開かれています。