小林繁氏の棺を乗せた車を、大勢の参列者が名残惜しそうに見送る=福井市
日本ハム投手コーチで、17日に心不全のため急逝した小林繁氏(享年57)の葬儀、告別式が20日、福井市内の斎場で500人が参列して営まれた。
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日本ハムの主将、稲葉篤紀外野手(37)は、同コーチの背番号79のユニホームを試合中のベンチに飾り、今シーズンを戦う考えを明かした。
小林さんの魂と共に-。稲葉は「小林さんのためにも日本一になれるようにみんなで頑張っていきたい。1軍の試合の時に、ユニホームを(ベンチに)飾って見守っていただく形にしたい」とナインの思いを代弁した。
小林コーチが何より望んでいたのは日本一だ。昨季日本ハムは2年ぶりにリーグ制覇を果たしたが、日本シリーズでは巨人に敗退。今年こそ、の思いで2010年を迎えた矢先の悲報に、稲葉は「今年から1軍で(コーチを)されるということで楽しみにしていたのですが…。野球観などを聞けなくて本当に残念です」。この日は、昨季2軍で指導を受けた投手10人も駆けつけた。頂点に上り詰めることが何よりの恩返しになる。
稲葉の考えに球団側も異論はなく、選手会の判断に委ねる方針。小林コーチとともに日本ハムがペナントレースを戦い抜く。
(2010年1月20日)