石川のニュース 【1月20日04時34分更新】

またまたリュウグウノツカイ 千里浜で2匹、石川県内で漂着続く

漂着したリュウグウノツカイ=羽咋市の千里浜海岸
 石川県内の海岸で今冬、深海魚リュウグウノツカイの漂着が続いている。19日も羽咋 市から宝達志水町にかけての千里浜海岸で各1匹の死骸(しがい)が見つかった。先月か らの漂着は分かっているだけで6匹を数え、関係者は不思議がっている。

 リュウグウノツカイは、銀色の肌の長い尾と赤色の背びれを持つ外見が特徴。のとじま 臨海公園水族館(七尾市)によると、水深1千メートルから200メートルに生息すると されるものの、生態は不明という。

 19日午前7時半ごろ、千里浜海岸をランニング中の羽咋走ろう会メンバーが体長2メ ートル超の死骸を相次いで見つけた。今月に入り、9日にかほく市と内灘町、11日に羽 咋市の海岸で各1匹が見つかっている。先月23日には志賀町にも打ち上げられた。同水 族館の池口新一郎展示・海洋動物科長は「あんまり現れるものじゃない。今冬は日本海側 を中心に各地で漂着情報が多いが、どうしてだろう」と首をかしげた。

 リュウグウノツカイの漂着は、地震の前触れという言い伝えもあるが、根拠はない。


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