新居浜署が万引容疑少年の実名ＨＰに掲載

　愛媛県警新居浜署が２００９年に同署管内で万引をしたとして窃盗の疑いで摘発、補導した少年４９人の実名や年齢などを、同署員がことしに入ってホームページ（ＨＰ）を更新した際に誤って閲覧できる状態にしていたことが２１日、県警への取材で分かった。

　県警によると、統計資料を作成した同署生活安全課員が、個人情報のデータを付けたままＨＰ担当の警務課員にメールを送信したのが原因。

　県警監察官室は「警務課員に送信する時点で個人情報は削除すべきだった。警務課員もチェックを怠った」としている。

　ＨＰの閲覧者からの通報で判明。今月１５日から２０日まで見ることができる状態になっていた。閲覧できる間に７件のアクセスがあったが、これまでに情報流出は確認されていないという。

　監察官室によると、掲載前に署長らの決裁を経ていたが、提出した資料には個人情報を付けておらず、チェックできなかった。（共同）

　［2010年1月21日18時21分］