日本人の原像:縄文人
骨が語る縄文人の生きざま(2)
縄文人の表情
縄文時代の精霊たち
新たな民族の進入:渡来系弥生人
渡来系弥生人の頭骨
渡来系弥生人の顔
渡来系弥生人の顔はなぜ平らか
縄文人の歯(スンダドント)と渡来人の歯(シノドント)
渡来系弥生人の広がり
渡来系弥生人の故郷を中国に求めて
弥生人の心
弥生人の生活
河姆渡遺跡
稲の道
古墳時代人の姿
アイヌ・本土人・琉球人
日本人の二重構造
アイヌと琉球人の由来
分子レベルでみた日本人のルーツ
   

日本人の二重構造

日本人の顔をみると、平坦でのっぺりした顔や立体的で目鼻立ちがはっきりしている顔など変化に富んでいます。しかも、地域によって、傾向が違っています。これは、縄文系の人々をベ−スに、渡来系の人々が地域によってさまざまな程度に混じり合うことによって、日本人が成立したためと考えられています。西日本の人々は渡来民の遺伝子を多く受け継いでおり、東日本の人々では縄文人の遺伝子がやや多くなっていることが、骨の形態から推定されています。

縄文系と渡来系の人々の体の違い
縄文系の人々 身体特徴 渡来系の人々
四角/長方形 顔形 丸/楕円
直線 造作の線構成 曲線
凹凸 プロフィル なめから
立体的 彫りの深さ 平坦
太い/濃い/直線 細い/薄い/半円
濃い/多い ヒゲ 薄い/少ない
二重 まぶた 一重
小さい 頬骨 大きい
大きい/福耳 耳たぶ 小さい/貧乏耳
湿る/飴耳 耳アカ 乾く/粉耳
広い/高い 狭い/低い
厚い 薄い
小さい 大きい
引き締まる 口元 出っ張り気味
長い 四肢の末端 短い
多い 体毛 少ない

     
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