昨日、もう無料通話はなくなっていたけど、彼とどうしても話さないと心の内が収まらないと思って、彼に強引に電話した。
彼は怒っていた、けど怒っていなかった?
ん?つまり、怒っていたのに、私がそれが何故か気付いてくれなくて、もう怒るのをやめた、みたいな感じ。
最終的には私が響になり、「どうもすみませんでした!!!!」
彼の怒ってた理由は、聞いてみれば納得だ。
彼はまず「空気を読め!!」と言った。
言われてもまだ気付かない私。
「いつも読めませんが、何かしましたか?」
「昨日はクリスマスイブだぞ。朝俺がメリークリスマスって送ったのに、返事が”入院決まりました”ってあるか?空気読め!!」という事だった。
なんだ、言ってよ!!
私、変に悩んじゃったじゃない。
彼は私からのメールに、何故こんな日に・・・と思って、憤りを感じ、わざと冷たく接したのに、私が全然気付いてくれなかったと言っていた。
冷たいのは感じてたんだけど、何故?まではいつもたどり着かないのよ。
それからは彼は元に戻った。
通話代はかかっても、苦にならなかった。
だってこれで心がすっきりしたんだもん。
彼はいまだに入院に賛成ではないらしいけど、とりあえず理解は示してくれた。
「ゆこたんがいいんならいいんじゃない?」と。
「彼の心が読めなくてごめんね」と言うと「俺だって、ゆこたんの心は読めないよ」と言っていた。
そうだよね、マジシャンじゃないし、心は読めないよね、だから人間関係は難しいんだよね。
でも和解して良かった。
理由が分かって良かった。
わだかまりが取れたお陰か、よく睡眠も取れた。
それが今日のケアKの支援に結びついた。
今日のガイドは、最近よく入るヘルパーのOさん。
同い年。
自閉症の娘がいる。
今日のガイドは、多摩地区の温水プール。
私は連絡帳に、発作が起こるかもしれませんとか、パニックになったら、慌てず騒がないで下さいとか書いておいた。
自分で着替えが出来ないかもしれないことも。
Oさんは私のことを軽く見ている。
「ゆこたんのガイドは楽でいいわ~」が口癖。
でも周りのヘルパーさんたちの反応は違った。
「ゆこたんを軽く見すぎているよ、Oさんは」と。
私は特定のヘルパーしか入れない、超問題児。
しかもガイドが終わったら、事務所に隅々まで報告を入れないといけないと言っていた。
「入院すると思う」と言っても、ピンと来ていない様子。
だって元気満点だから。
信号はちゃんと守ったけど、プール内で飛ばす飛ばす。
100m、200mは軽く泳ぎ、更に水中ウォーキング。
プールに入る時も、ジャボン!!と威勢良く入る。
「女の子なんだから」とOさんに言われる。
「休もう」と言われても「大丈夫」と言って、ずっと泳いでいた。
でも強制的に「あと1回泳いだら、ミストサウナで休憩だよ」と言われた。
そういう見通しの立った指示方法だと、きちんと守る。
単に「休憩しましょう」と言われても「大丈夫」になってしまう。
私の大丈夫は、どこまで信用できるか分からないけど。
ミストサウナに入り、これからの予定を決める。
お昼を食べてから、少し泳いで、14時には出て、駅へ向かおうということになった。
それまでスライダーをしたけど、スライダーに生き甲斐を感じてしまって、何回も何回も滑る。
スライダーは高い所から滑り降りるので、階段をかなり上らなければならない。
昨日も支援の入っていたOさんは「筋肉痛だよ~~」とヒーヒー言っていた。
でも私を一人で上に上らせるわけにはいかないらしく、いつもずっと着いて来ていた。
スライダーの管理人の人も、障害者への対応が慣れていて、私が「いいですよ」と言われる前にスタンバイしようとすると、浮き輪を取り上げて、「待ってて下さいね」と言う。
いつもOさんの方が先に滑って、下で待っていた。
そうしないと私が勝手に暴走するから。
一度、昼食を食べ終えてから「お財布置いてきていい?」と言うので「いいよ」と答え、「どこで待ってる?」と言われたので「ミストサウナ」と答えた。
ミストサウナには実際行ったのだけど、泳ぎたくなって、勝手にミストサウナを出て、プールで泳いでいた。
後ろから「ミストサウナにいるって言ったのは、どこのどいつじゃ~!」と言いながら、Oさんが追いかけてきた。
そんなことがあったり、「プールサイドは走らないで下さい」と言われても、スライダーとかミストサウナとかジャグジーとか、目的物がはっきりしていると、そこに向かって突進する。
言葉なんか聞こえていない。
だからOさんはいつも手を引いているようになった。
プールには障害者らしき人が沢山来ていた。
そこのプールは障害者にも対応しているように出来ているから、おかしくはない話だ。
ケアKの利用者さんもよく利用していると言うから。
見るからにダウンの人が、2時間以上、ジャグジーで足湯をして、ニコニコしているのをずっと見ていて「あの子は大丈夫なんだろうか?」と二人で心配したりした。
お昼はプール内の食堂で食べた。
一度ラーメンの食券を買ってから、Oさんが「お子様ラーメンってありかなぁ」と言って、聞いてみたら「いいですよ」と言われたので、私も同じのにした。
優柔不断。
お子様ラーメンをフォークで食べる。
床に大量に落として。
それでも介助無しで食べられるのはすごい!と言われた。
「いつもこんなに落ち着いて食べられないよ」と言っていた。
でも私がOさんの分のレンゲを持って行ってあげる余裕があるくせに、おにぎりを受け取った側から立ち食いするギャップが驚きだ、と言っていた。
駅に着く頃には「ゆこたんが、特定の人しかつけない理由が分かって、怖くなって来たよ」と言われてしまった。
「子どもの頃は、相当な多動児だったでしょう。今でも充分片鱗が残ってるもん。お母さん、苦労しただろうね」と言われた。
そう、私は小さい頃、今で言う多動児だった。
スーパーで一瞬の隙にいなくなる。
迷子になっても平気で居る。
そんな子だった。
でもママは「子どもはみんなそんなもん」と思って、特に医者に相談するようなことはしなかった。
昔は多動なんて言葉もなかったし。
駅に着いてから、ミスタードーナツへ入った。
ドーナツを2個注文して、おかわり自由のカフェオレにした。
おかわり自由となると、何杯でも飲む。
5杯は飲んだぞ。
しかも客席から、手を振って見たり、立ち上がって「おかわり~」と言って見たり。
Oさんは考えていた。
休めるようになること、それも自分で自分の限界が分かるようになることの重大さは納得できる。
しかし私にどうやって休めと伝えればいいのか。
「きっとお休みしましょうって言ったら、一日中寝てなくちゃいけないのかと思っちゃうよね。でも社会人でもそんなこと出来ないし、おかしなことだよね。だからってスケジュールを立ててあげればいいってもんじゃないし。でもゆこたんには、スケジュールが決まってて、がんじがらめの方が安定するんだろうね。それをしてもらうためにも入院するんだもんね。こうやって見てると、入院の危機が迫ってるとは正直思えないよ。でも疲れを感じ取れないって言うのは、かなりの問題だよ。あとからドカンって来るから。今も疲れてないでしょ。でも同い年なんだから、あれだけ動けば絶対に疲れていいはずだよ。でも分からないって言うことは問題なんだよね。支援していく中で、どうやって休みを入れていいのかなぁ。子どもはいいよ、親がスケジュール決められるから。でもゆこたんみたいな大人はそうはいかないもんね。どうしたらいいんだろう?」とノートにも話した内容をコメントして、S先生に助けを求めていた。
今日はトイレも一度も成功しなかった。
全部ミストサウナを出た後のシャワーで出てしまった。
2回とも。
「今日はタイミングがつかめないなぁ」と呟いていた。
ミスドでもトイレに誘われて行ったけど、出なかった。
心配していた着替えは、なんとか一人で出来た。
隣りにOさんいたけど。
でもオムツを履いているのが、ちょっとばれてしまったかも。
でも一人で個室に入って着替えられなかったから、仕方がない。
本当はおむつの人は入場できない。
最近はお風呂とかでもそうだよね。
彼に買ってもらった巻き巻きタオルで隠しながら着替えたつもりが、実は隠れていなかったらしい。
ここのプールには、マッサージチェアもあるから好きだ。
でもみんな余り座りたがらないのは、衛生面とかから?
ここのプールに行くのは、毎月の行事になってしまった。
夏は混むから行かないけどね。
公園のふわふわドーム(トランポリン)が工事中のため、しばらくここのプールになるだろうな。
月曜日にママがK先生に電話して、入院の意思の確認を取る。
一体いつになるんだろう?
いつ頃から、入院準備とかすればいいんだろう?
入院準備が先か、ショートステイ準備が先か分からない。
とにかく月曜日に電話した時に、先生に入院日の見通しが立ったら、家に電話を入れてもらうように頼むことにした。